1. 【カテゴリ】
戦略・環境分析:SWOT分析の基本構造
2. 【難易度】
基礎
3. 【設問】
ある企業が自社の事業環境を整理するために「SWOT分析」を実施することになりました。SWOT分析では、内部環境と外部環境を、それぞれプラス要因とマイナス要因に分けて整理します。
このうち、外部環境に起因する要因であり、自社にとって追い風となるプラスの要因を指す要素は、次のうちどれですか。
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4. 【選択肢】
ア.Strengths(強み) イ.Weaknesses(弱み) ウ.Opportunities(機会) エ.Threats(脅威)
5. 【正解】
ウ.Opportunities(機会)
6. 【詳細解説】
正解の根拠
SWOT分析は、以下の4つの要素の頭文字を取ったフレームワークです。
- Strengths(強み):内部環境のプラス要因
- Weaknesses(弱み):内部環境のマイナス要因
- Opportunities(機会):外部環境のプラス要因
- Threats(脅威):外部環境のマイナス要因
本設問では「外部環境」かつ「プラスの要因」を問うているため、正解は「Opportunities(機会)」となります。
フレームワークの理論的背景
SWOT分析は、1960年代から70年代にかけてスタンフォード大学などで研究された、戦略策定の最も古典的かつ強力なツールの一つです。
- 内部環境:自社がコントロール可能なリソース(技術力、ブランド、人材、財務状況など)
- 外部環境:自社ではコントロール不可能な市場動向(法規制の変更、景気動向、競合他社の進出、顧客のニーズ変化など)
これらをマトリクスに整理することで、現状の解像度を高めることができます。
実務における活用のポイント
実務において最も重要なのは、単に4つの要素を書き出すだけでなく、それらを掛け合わせる「クロスSWOT分析」へ発展させることです。
- 強み × 機会:攻めの戦略。自社の強みを活かして市場機会を最大化する。
- 弱み × 機会:改善戦略。機会を逃さないために、自社の弱みをどう補強するか。
- 強み × 脅威:差別化戦略。外部の脅威を、自社の強みで回避または逆手に取る。
- 弱み × 脅威:防衛・撤退戦略。致命傷を避けるためにどう備えるか、あるいは撤退するか。
初心者のうちは、「強み」と「機会」を混同しがちです。「機会」はあくまで「市場や時代の流れ」であり、自社が努力してもしなくても発生する事象であることを意識するのがポイントです。


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